隠し子 [日記]
父が亡くなって十数年がたった。
私にとっては当然掛け替えのない存在だった。
勿論、母や他の兄弟にとってもそうだと思う。
父に何も親孝行が出来なかった事がいつも心に引っかかっていて、父を超えたい気持ちがあるが超えられなくて・・・
でも、知りたくてもない事実が分かってしまった。
ある事情で父の出生からの生い立ちを調べてみたら、
隠し子がいた!
バツ1だったのだ。
勿論、母も知らなかった事で家族全員、父に騙されていたのだ。
普通なら怒りが込み上げたりするのだろうが、墓場までこの事実を持って行った父のは何も言えない。
まさに、死人に口無である。
それより私が気になったのは、その時々の父の気持ちやその子供の気持ちである。
記録によると父は離婚後、当時3歳の娘を養子に出していたのだ。
あんなに子供好きな父がなぜ?
私には当然、近所の子供達にも慕われていた父が何故、娘を捨てたのだろう?
何故?今まで平気でいれたのだろう?
だって、春、夏、秋、冬、必ず何処かに連れてってくれたし、いろんな事を教えてくれた
とても優しい父だったのに。
娘もそうだろうが勿論、父の事は覚えているだろうし、寂しい思いをしたろうに・・・
それを考えるととても切ないく、寂しいて仕方がない。
当然、娘だから私にとっては姉ちゃんって事になるが、姉ちゃんだってパパに会いたい時だってあったはずだと思う。
そんな時々、父や姉ちゃんはどんな思いをしてどんな風に乗り越えたのだろう
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